パ   リ

1996.3】 1.美術館  2.ルーブル美術館  3.その他の美術館  4.ナポレオン  5.セーヌ川  6.キャバレー  7.ノートルダム寺院  8.モンマルトル  9.地下鉄  10.おばさん二人旅  11.カフェ  12.ホテル


パリの街は地下鉄(メトロ) が縦横に走っているので、これでどこへでも行けます。市内では1回乗る毎に7.5フラン(1996年当時) ですが、10枚綴りの カルネ(回数券) を買うと約 46フランですからずっとお得ですね。自動改札で入る時には切符を機械に通しますが、降りる時は不要です。でもだからといって途中で切符を捨ててはいけません。乗り換えの通路で検札をしていることがあります。

郊外へ行く電車に乗ると、車内でギターをかかえて即席のコンサートを開く若者や、演説をするおじさんが乗ってきて、何やら一席ぶった後カンパを集めて次の車輌へと移って行きます。街角

スリ稼業の少女達にも出会いました。10歳位の3人の女の子が混んだ電車でもないのに、ぐいぐいと私に身体を押しつけてくるのです。私のハンドバッグにぶら下がっているのか、やたら重いので日本語で 「何するのよ!」 と怒鳴ったら、さっと離れて知らん顔。次の駅で降りて別のカモを探しに行きました。

さて、前回の話の続きです。モンマルトル地区は小高い丘の上にあり、サクレクール寺院やテルトル広場はムーランルージュのあるあたりからさらにいくつもの石の階段を上った所にあるので、そこから地下鉄に乗るには地中の深〜い所へもぐっていかなければならないのです。古くてガタガタの何十人も乗れる大きなエレベーターに、夜の10時過ぎに女二人で乗ってごらんなさい。何とも不気味で、私の連れは目を三角にして
       「怖いよ〜、σ(・・?)ちゃん、降りようよ・・・」
       「バカね悦子ちゃん、もう動いているのよ!」
幼なじみとはいえ、40歳を越えた大人がお互いを 「ちゃん」 付けで呼び合って旅するのも笑えますが、その二人が深夜のエレベーターの中で抱き合う様は実に滑稽で、これを書きながらも思い出し笑いをしております。リヨン駅にて

左の写真はリヨン駅での光景です。アフリカ系らしい女性が、ご自分の服と同じ布で子供を腰にくくりつけていますよ。とってもオシャレでした。


パリ
1996.3】 1.美術館  2.ルーブル美術館  3.その他の美術館  4.ナポレオン  5.セーヌ川  6.キャバレー  7.ノートルダム寺院  8.モンマルトル  9.地下鉄  10.おばさん二人旅  11.カフェ  12.ホテル