ロンドン
【1996.3】 1.ユーロスター 2.大英博物館 3.グリニッジ天文台 4.ロンドン塔 5.ミュージカル 6.シャーロック・ホームズ
ロンドンといえば、シャーロック・ホームズ。ホームズのお屋敷のあった ベーカー街221番地 は、物語ができた当時は架空の場所(100番位までしかなかった) でしたが、現在は街が大きくなったので ‘ある!?’ のです。そこに博物館ができ、「ホームズがいたらこんなだったろうな」 という部屋,調度,遺品(?)が公開されています。ところが私達が訪れた時は閉館間際でどうしても入れてもらえませんでした。仕方なく下の売店で買物をしていると、併設のレストランのお姉さんがやってきて言うことにゃ、「うちで食事をしたら特別に博物館を見せてあげます。」 ですって。 (?_?)
ちょっとムッとしたので、最初の予定通り赤い2階建バスに乗って CHARING CROSS にある シャーロック・ホームズ・パブ へと向かいました。ここは作者コナン・ドイルの住居のあった所で、今ではどのガイドブックにも載っている ‘名物パブ’ になっています。煙草の煙と喧噪の酒場を通り抜けて奥の階段を上がると2階にレストランがあり、片隅に ホームズの部屋 が再現されて作者の遺品などが展示してありますが、ガラス窓から覗くだけで中へ入ることはできません。
ここでローストビーフを注文したのですが、これがローストビーフではなかったのです!? 狂牛病が騒がれていたせいか、薄切りの肉片数枚はしっかりと焼かれ、こってりとしたソースがかかっていました。本場イギリスといえども、本物のローストビーフをいただくには SIMPSONS あたりへ行かないとダメなのでしょうか?
この SIMPSONS では蓋付のトレイにのった肉の固まりがワゴンでしずしずと運ばれてきて、好みの焼き具合のところをお客の目の前で切り分けてくれます。ソースはさらりとした透明のもの、付け合わせは勿論、ヨークシャー・プディング(プリンではない) と、ホース・ラディッシュ(西洋わさび)です。でも SIMPSONS は大人の社交場。「子供達よ、大人になったら自分で行きなさい。」 と話をしていると、何やら外が騒がしい気配。何事かと見ると、観光バスが停車して大勢の観光客が SHERLOCK HOMES PUB の前で記念撮影をしているのでした。
ローストビーフが想像と異なったとはいえ他の料理も味は良く、私共親子は満足してパブを出たのですが、娘いわく 「でも私はポワロの方が好きだわ。」 (>_<)
最近のタクシーは派手になりましたが、これはまだ大人しい方です。
ロンドン
【1996.3】 1.ユーロスター 2.大英博物館 3.グリニッジ天文台 4.ロンドン塔 5.ミュージカル 6.シャーロック・ホームズ