ミラノ周辺 二人旅 

5  ウフィツィ美術館   


ウフィツィ美術館は 建物が左右に分かれていますが 手前のほうは 上の方で繋がっていて ピッティ宮殿とベッキオ宮殿を結ぶ ファザーリの回廊となっています   

ボッティチェッリの作品   
まずは
  右端の女性はニンフのクロリスで ゼフュロスに抱きつかれて結婚  その左の服を着た女性は クロリスが変身したフローラという花の神  中央はヴィーナスで 左側の3人はそれぞれ 愛欲 純潔 愛の女神です   ボッティチェッリの作品は 他に ヴィーナスの誕生  マニフィカトの聖母などがあります  

レオナルド ダ ヴィンチの作品   
受胎告知は 師匠のヴェロッキオとの 共作で ダ ヴィンチは背景と 天使ガブリエルを担当したと言われていますが 美術館の本には 師匠の影響を受けているとだけで 共作とは書いてありません  テレビの解説では テーブルの足は正面を向き 上の台は斜めになっているとか言っていました   

カラヴァッジョの作品では メドゥーサバッカスは 2016年に来日しましたね  
メドゥーサはギリシャ神話の怪物で 頭髪は毒蛇です  首を切り落とされた時の 驚きの表情をしています  
バッカスは ローマ神話のワインの神  この絵では顔を赤くして 酔っぱらっています   
イサクの犠牲は 旧約聖書に出て来る話で アブラハムが一人息子を 生贄にするよう神に命じられ イサクを殺す場面です  でも実は刃物を振り上げた瞬間に 神の使いが現れて止めます  そしてこの試練を乗り越えたことにより アブラハムは讃えられ 英雄となったのでした  チャンチャン   

ティツィアーノが描いた フローラの モデルは高級娼婦との説もありますが 画家の婚約者だと美術館の本に書いてあります  
ウルビーノのヴィーナスもティツィアーノの作  ジョルジョーネの 眠れるヴィーナスを 模倣したものと言われています  
ミケランジェロの 聖家族と幼い洗礼者ヨハネ  ヨセフは随分年寄りなんですね  養父と書いてあるのを見ました  マリアが処女懐胎で 実の父親ではないから?   

ラファエロひわの聖母  ひわは小鳥で 左側の子供(洗礼者ヨハネが持っているのを イエスが手を伸ばして触っています  
パルミジャニーノの 首の長い聖母  色々と考えることが多い絵です  どうして首が長いのか? 天使達は男か女か? イエスが大きすぎてずり落ちそう 死体みたいとか    

時々降っていた雨が止んだので タクシーでミケランジェロ広場へ行きました  やはりフィレンツェに来たからには この場所は外せません  コーヒーを飲みながら休憩 女性だけど男性の姿で働いている人が 二人いました  去年のマドリードでも感じましたが とても自然でいいなぁと思いました   

夕食は日本のテレビで紹介された アルマンドでイタリア料理  思いがけず日本人の店員さんがいらして メニューの相談に乗ってくださいました  本来は スターター 〜 スープ 〜 パスタ 〜 メインと続くのに 日本人女性だから あまり食べられないだろうと思われたのでしょう  2品だけ頼んで 二人でシェアしました  ハウスワインつき  お客は日本人が半分くらい  メニューは季節ごとに変わるので 旅行前に公式サイトで 予習して出かけると良いでしょう   

この項 終わり

 

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