フェルメール追っかけの旅      

8 王立美術館   


ブリューゲル(父はウィーンの美術史美術館に13点あり ここ王立美術館には6点あります  ブリューゲル一族は画家になった人が多く ピーテル ブリューゲル(父は 農民画家のブリューゲル  ピーテル ブリューゲル(子は 地獄のブリューゲル  ヤン ブリューゲル(父は 花のブリューゲルと言われています

ブリューゲルの絵の説明です  聖マルタン祭のワインはコピーで オリジナルはスペインのプラド美術館にあります  一見 新酒を飲んで騒いでいる村人のように見えますが 本当はスペイン人の圧政と重税で 貧困の中でさらに酒に溺れ 退廃していく様子を描いています  左端には子供に酒を飲ませる母親もいます (王立美術館のガイドブックより   

ベツレヘムの人口調査は ヨセフが身重のマリアを連れて住民登録をするために 本籍地ベツレヘムに戻ってきたところです  しかし 空き部屋がなかったために 家畜小屋でキリストを産むことになりました  長男の模写は 父親の絵の完成品を見て描いたのではなく デッサンか何かを元にしたらしく 色が随分違っているようです  一目で分かるのは 父親の絵には大きな木の右に夕日があるのに 息子の絵にはありません  これはデッサンにはなかったものを 父親が仕上げの段階で描き加えたからだろうとのことです  長男の模写はこの絵の他にも 美術館に数点あります   

堕天使の墜落は 神に反旗を翻した天使達が 大天使ミカエルによって成敗され 反逆者達は地獄に落ちて 化け物になるという絵です  
イカロスの墜落は 現在はコピーだとの説が有力です  ブリューゲル(父の絵は 他に 鳥わなのある冬景色と 東方三博士礼拝があります   
花のブリューゲルと呼ばれた ヤン ブリューゲルは 他の画家との合作も多く 花の部分をヤン ブリューゲルが 人間の部分を他の画家というのがあります  マウリッツハイス美術館の楽園のアダムとイヴはルーベンスとの合作です  

聖母被昇天といえばアントワープの大聖堂ですが ルーベンスには同名の作品が王立美術館やウィーン美術史美術館などにもあるそうです  ルーベンスは 一つの作品が縦4メートル弱から 6メートル近いものまでが 一つの部屋に集めらていて圧巻です   

翌朝 ユーロスターの出発は10時56分でしたが 駅で出入国手続きがあるため 早目にホテルを出ました  乗り場が分からず係りの人に聞きました  国際列車なので 切符を持っている人しか入れないドアがあります  切符は予め買っておくと シニア料金が適用され6,800円でしたが 現時点で数日先の金額を検索すると12,200円 シニアの割引料金はありません   

出入国の手続は以下のとおりです   
1 入り口で印刷した乗車券を見せる  
2 カウンターに書類が用意されているので イギリスの入国書類(Landing Cardを書く  
3 ベルギーの出国手続き パスポートを見せる  この後にもLanding Cardを書くカウンターがある  
4 イギリスの入国手続き パスポートとLanding Cardと イギリスを出る飛行機の航空券を見せる
   

いかにもイギリス人というオジ様がいて お決まりの質問  イギリス滞在日数と目的(観光を聞かれ 私のパスポートをめくりながら質問は続きました  去年はフランスに行ってるね ヨーロッパが好きなの? ヨーロッパの何が好き? 家族は? ご主人と猫 ご主人は来ないの? 何故?  
暇だからって おばさんをからかわないで下さい!  この後 ロンドン編へ続きます   

ユーロスター乗り場へ行く写真

この項 終わり

 

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