バレエはパリで
8 オランジュリー美術館
名前から想像されるように 今はないチュイルリー宮殿のオレンジ温室でした その後モネが描いた睡蓮の連作を収めるための美術館になり ある収集家のコレクションと共に公開されています 開館が12時半からとなっているのは 個人旅行客の見学は午後という意味のようです
目玉は何と言っても8枚の睡蓮の大作 楕円形の二つの部屋に4枚ずつ展示されています モネは死の直前まで ジヴェルニーの自宅でこの睡蓮の絵に絵筆を入れていたそうです 途中で家族が死んだり 自分の目が見えなくなってあきらめたこともありましたが 首相で彼の友人であったクレマンソーから 国にくれると言ったんだから仕事をしろ! と励まされ 白内障の手術を受けた後に完成させました
モネは睡蓮の絵を自然の光の中で バリアのない状態で見学できることを希望しました 足元に簡単な柵はあるものの間近で見られて ルーブルやオルセーのようにフラッシュを焚かなければ 写真も撮ることができます 日本では考えられないですね モネのほかにも ルノワール モディリアーニ マリーローランサン そしてピカソなどの絵もあります