36.酸素マスク

皆さんがあまりご存じないであろう飛行機ネタをご披露します。
娘と孫二人を連れて秋田に行くにあたりネットで飛行機の予約をしましたが、座席指定の段階で先へ進めませんでした。3歳未満の子供を二人以上連れている場合は、勝手に好きな席を選べません。何故か? 非常用酸素マスクが 座席数+1 しか用意されていないからです。飛行機の座席が3席並んでいる場合、そこに大人3人と幼児二人は座れないのです。一般の人はそれをご存じないからネットでは座席指定できないのですね。それで国内線予約に電話をかけて座席を探してもらい、通路を挟んだ隣の席をゲットしました。

むかしむかしの夏休み、満席の機内にはお子さん連れのご家族がたくさんいました。座席が3列+3列のDC-8の前方から後方へ、カウンター片手に人数のチェックをしていた私は 「あれ、何かおかしい!」 と立ち止まりました。並んで座ったご夫婦がそれぞれお子さんを抱いて5人になっていたのです。聞いてみると、家族がばらばらに座っていたので、親切な人が席を代ってくれたのだそうです。そしたら、あちらでもこちらでも! もうしっちゃかめっちゃかで、人数は数え直しでした。(笑)

国内線は3歳未満は無料ですが、大人が一人で0歳と2歳の幼児を連れている場合、二人は無料になりません。一人分は座席が必要なので子供料金(半額)が必要です。この料金は正規料金で、前割りとか早割りと言われる割引料金には適用されません。

国際線の幼児料金2歳未満)は正規運賃の10%、子供料金(2歳以上〜12歳未満)は正規運賃の75%でどちらもサーチャージを支払うのが基本(会社により異なる)です。75%も払うと大人の格安航空券の方が安い場合が多いですね。そのせいでしょうか、ツアーには子供料金というのは殆どなく、たまに夏休みのハワイ便などに 「子供半額」 というツアーを目にする程度です。幼児料金はツアーによりさまざまです。前に韓国旅行で調べた時は数千円〜15,000円と開きがあり、安いツアーほど幼児料金は高かったように記憶しています。ちなみに東京〜ソウルの正規往復運賃は139,600円です。

        

小さな子供を連れて旅行するのはしんどいですね。春に鹿児島へ行った時、道中の半分を泣き通した赤ちゃんがいて、回りに気を使うお母様が気の毒な程でした。「うちにも同じ年頃の孫がいるから大丈夫ですよ」 と言ったら 「そう言っていただくと本当に有難いです」 とおっしゃっていましたが、自分が迷惑をかける立場になったらやはり気を使ってしまいます。

行きの飛行機はすいていたので、本来ならば膝の上に抱かなければならない子を母親の隣に座らせることができて子供もご機嫌だったのですが、帰りは満席に近くてそれが叶わず、下の子は母乳を欲しがって泣くわ、上の子は眠くて 「ママ、ママ…」 とぐずるわで大変でした。

仕方ないので授乳が終わるまで母親の足元に座らせていたら、CAさんが飛んできて 「酸素マスクが4つしかないので…」 と。
『合格 !! ちゃんと仕事してるわね』 (笑)

翼の上の非常口横の座席が2席空いていたので娘はそこに移動したがったのですが、非常口横の席は緊急脱出時に援助ができることが条件ですから、15歳未満は座れないのです。
おっぱいを飲んでようやく寝始めた赤ん坊を私が抱き、上の子を娘が膝に乗せて短い昼寝となりました。国内線でもこれだけ大変なのに 「旅費が安いうちに…」 とわざわざ2歳未満の子供を連れて海外旅行をする人の気が知れません。きっと気を使わない親御さんなんでしょうね。