32.着陸準備

「最近はルーズじゃありません? 先輩も飛行機に乗ったら見てきてください!」
これは 直弟子Tちゃん からの依頼です。というのは・・・

飛行機事故は離着陸時に起きることが殆どなので、外の状況がすぐ分かるように離陸と着陸の時は窓のシェードを上げます。同じ理由で夜間は客室の照明を落とします。Tちゃんが言うにはシェードを下ろしたままの乗客に、保安要員であるCAが上げてくれるよう頼まなかったというのです。

それで今年になってから私の2回の国内線と、1回の国際線での体験です。確かに彼女が言うように、CAは荷物の確認はしても窓には無頓着のようです。着陸の随分前から気流が悪く 「機長の指示により客室乗務員も着席させていただきます」 とのことで、着陸前のキャビン・チェックができなかったから?とも考えられますが、それならば 「背もたれ・足置きを元の位置にお戻しください」 のアナウンスの時に言えばよいでしょうに。社内規定が変わったのでしょうか? 国際線の英語のアナウンスの中に 「シェードを上げてください」 が入っていたのはアドリブだったのでしょう。

もうひとつ。気流が悪いためにCAが着席するのは良いけれど、揺れが収まっているならば着陸前のキャビン・チェックをしたらいかが? アナウンスを聞いて足置きを元に戻す乗客は少ないです。5分もかからないですけどねぇ。気流に関する事故が続いたから臆病になっているのかしら?

現役の人に聞いてもらいました。
彼女がDD(ディッチング救難訓練)に参加した際、シェードについて質問をしたのだそうです。
教官の答えは 「自分の可視範囲は開けてもらった方がいいでしょ うね。」
でした。

つまり、離着陸時にシェードを開けておくことはマストではないようです。