24.休憩所

フライト中の休憩所の話、ただし30年前ですよ。(^^ゞ
飛行時間が9時間を超えると、交代で仮眠を取りました。休憩室と言っても、DC-8だとエコノミーの座席の一番後ろの3席(写真参照)を、ジャンボだと前から2番目のドアの前にあったBコンパートメントの6席をカーテンで囲っただけです。9時間を超える路線とはDC-8ならばモスクワ線、ジャンボならばサンフランシスコ線だけでした。ロサンゼルスも直行便なのに微妙に時間が短かったんでしょうね。帰りはハワイ経由になり、北廻りのヨーロッパもニューヨークもアラスカのアンカレッジ経由(=乗務員交代)でしたので、休憩室はありませんでした。

DC-8の休憩所は狭くて、満席の時なんか前からも横からも乗客の話し声が聞こえてきます。(写真参照)
特に最終目的地がローマだと、お客は陽気なイタリア人、とても休んだ気にはなりませんでした。

今はヨーロッパも直行便になって片道12時間だから、ちゃんとした休憩室があってベッドもあるんですよね。ある整備士さんが写真を送ってくれましたが、携帯を替えた時になくなってしまいました。2段ベッドが4つあったように思います。ベッドのある場所は、赤社のB-747だと後部トイレの横に暗証番号を打ち込んで開けるドアがあり、そこから入って階段を上がった所、つまりトイレの上にあります。

エア・カナダのトリプルセブン(B-777)に乗った時は、ギャレーの横に地下へ下りるドアがありました。ドアの鍵は決められた人だけが持っているらしく、休憩に入る人達が一緒に下りて行きました。アメリカの会社のお友達が言うには中は3段ベッドになっていて、就寝中に誰かが オナラ をした時は、狭い休憩室に臭いがこもって大変だったそうです ちなみに show up (出社)した時に、seniority の順(年功序列)に、好きな休憩時間帯とベッドの位置を選ぶそうです。

ところで、客室乗務員の労働時間(飛行時間+前後の時間)は12時間以内と決まっていたので、出発直前に飛行機の故障が見つかって、このまま行くと労働時間がオーバーするとなった場合は、出発前に乗務員がそっくり交代します。東京だと近くのホテルで待機しているグループがいるので大丈夫ですが、外国ではそうもいかないので、空港内のホテルに入ったりします。ホテルにいる時間は労働時間ではないのでね。    【参考】アテンション・プリーズ 「19.着物 duty、ハワイ編」

某アメリカの会社で、お客様が乗ってから故障が見つかりました。キャプテンは飛行機をほんの少し動かした後に修理をさせたそうです。飛行機は動いたのですから、そこからフライトタイム(給料)の計算が始まるわけですね。(爆)