22.クルーミール(crew meal)ジャンボのファーストクラス

乗務員が仕事中に飛行機の中でとる食事、クルーミール についてお話しましょう。

まず食事をするのは、サービスが全て終わりお客様が寝静まる頃。ギャレーのカーテンを閉め、折りたたみ椅子など持ち出してトレイを膝の上に乗せて食べます。食事の間もコールボタンが鳴って呼ばれたり、お客様がカーテンから首を突っ込んで 「お水を下さい」 と言われたりするので、ゆっくりと味わうことはできません。立ったまま食事をすることもあります。

そしてエコノミーで働く乗務員はお客様と同じエコノミーの食事です。食事の準備をしている時に、まれにトレイをひっくり返したりすることがあるんですよね。そういう場合は、乗務員用の食事をお客様に提供します。すると乗務員の食事が足りなくなりますから、ミスをした人はとして、チーフパーサーに謝って、小さくなってファーストクラス(以下、F/C) で残り物を頂きます。
嘘です。大抵はエコノミーのパーサーが、堂々とF/Cに食事に行きます。

F/C担当の乗務員は、F/Cのお客様と同じ食事です。と言っても大金を出して乗ってこられたお客様に対して 「申し訳ございません。今日はステーキは全部なくなりましたので、代わりにチキンはいかがでしょうか?」 なんて言えないでしょう? だから多めに搭載して、乗務員が余り物を食べるわけです。その頃にはミーディアムに焼いたステーキはウェルダンに、野菜は干からびています。そしてお客様のようにコース料理とはいきませんから、1〜2枚のお皿に好きな物だけ取って頂きます。

ビジネスクラスは? 私の時代はなかったので、分かりませ〜ん。(^^ゞ
パイロットはボックス・ランチです。実際に起こった事件を教訓として、同時に食中毒を起こさぬよう3人いれば3通りのメニューです。操縦席で膝の上に枕を置き、その上に箱を乗せて食べます。F/C担当の客室乗務員は、飛行機に乗ったら枕を操縦室に用意しておきます。

ちなみに、某ヨーロッパのエアラインではクルーミールはなくて、食べたい人は事前に申し込んでおくのだそうです。自腹ですって!
アメリカの会社のお友達は、機内食を食べたくなくてお弁当を持参しているようです。