18.ハイジャック

ハイジャック 事件で、いまだに納得のいかないことがあります。私がまだ新人だった頃、国内線の小さな飛行機がハイジャックされて某空港に着陸しました。ハイジャック犯は一人で、刃物でパイロットを脅して操縦室にたてこもっている間、客室では アシスタント・パーサー が気を利かして(?)、一番後ろのドアを開けて脱出シュートからお客さんを逃がしました。

犯人が客室に出てくると、もぬけの殻! 「何なんだこれは!」 と唖然としている隙に、物陰に隠れていた警察官に取り押さえられて一件落着。ところが 「メデタシ、メデタシ」 の筈が、社内ではそうはならなかったのです。

以後しばらく、仕事前の ブリーフィング(打合せ)の時にキャプテンからお小言を頂戴しました。私達はいかなる場合でも機長の指示に従わなければなりません。「結果オーライではあったけどね…」 とは優しい方で、「勝手なことをするな !!」 とガンガン怒鳴りまくる人もいました。私達はただ下を向くしかありません。でもさ、犯人は一人、操縦室に入ったまま出て来ない。お客さんを逃がして、ついでに自分達も逃げる。いけません?(^^ゞ

空港ではテレビカメラが撮影をしていました。すると操縦室の窓から機長が何かをポトリと落としました。酸素マスクに入れた犯人のオシッコ!(笑)