結婚挨拶状

1975年
(昭和50)

昭和50年11月1日午後1時・・・
松尾芭蕉「奥の細道」的世界の一隅へ到着。
横溝正史のおどろおどろしい妖幻的石階段を踏みしめて・・・

出羽三山の一峰・・・   霊山、羽黒山  少年時代の夢
祖父、父、叔父、従兄、そして兄と三代にわたって受け継がれた出羽三山礼拝の儀式を私たち二人の子供にも・・・
そう願って、はるばるやってきた新郎と新婦

何か二人の将来を暗示するような新婚旅行・・・
とにかく、警察官スチュワーデスは結ばれたのです。

1975.10
これが挨拶状?
変わった人と結婚したなぁ、と思いました。(

年賀状 (1970年代)

1976年
(昭和51)

海底深く、のめり込んでいくような気の遠くなるような心境・・・   
30歳     昭和51年   元日の朝を迎える

ブレンド・コーヒーの香り・・・こたつの中の妻との静かな語らい
日本酒と焼鳥の匂い・・・     友との賑やかな語らい
ほろ苦いビールの味・・・     仕事の緊張から解放された男の
                                     充実感
ムード音楽とオン・ザ・ロック・・・ 生きている証と明日への活力
玉露の舌ざわり・・・           一人静かに過去を想う

人と人との出会いを大切に胸の中で温めて・・・    今年もまた

は妻の嫁入道具の箪笥に釘を打ってカレンダーを吊るす人で、は 「これじゃ、この家は私が仕切らなければなるまい。」と覚悟したのでした。

1977年
(昭和52)

「夫婦となって1年余日、我、君臨すれども統治せず。
夫は嘆き、妻がほくそ笑む杉並の城。」

今年もまた、キザな年賀状ができてしまいました。
これをユニークな年賀状と、心ある人は言う。
だが・・・   女房の上目づかいのゆれる眼差し。
ギョッとして、もう一度読み返してみる。やっぱり、キザである。

あゝ、すがすがしい元日の朝、4度目の苦い酒をあじわい
つゝ・・・


は、昇任試験に落ちてばかりいました。

1978年
(昭和53)

   女房の憧れの街、ロンドンへ。何のことはない。1週間後の某日、女房の告白。「ホントは洋服がほしくて・・・。」

   北海道は、日高の牧場にて想う。競走馬軍団が緑の原野に、悠然と。数字が織りなす人生ドラマ。君、知るや。

   女房のハワイへのラスト・フライト。笑顔と疲労の5年有余。翌日からは、本格的な亭主再教育が。

   毎年、頭をひねる年賀状の季節。「今年こそ毛筆で。」と意気込むも、「明けましておめでとう。」と、また。




SPで仕えていた大臣が馬主さんでした。競馬好きのは大ハッスル・・・

1979年
(昭和54)

とりあえず、5回目の昇任試験に合格し、3年有余の要人警護に別れを告げ、
とりあえず、女房の買ったマンションに住まわせてもらい、仔猫を飼って、夫婦の摩擦を少なくする。
そして、とりあえず、大晦日をNHK紅白歌合戦で過ごす。

こんな1年間の私の 「とりあえず人生」
今年こそは!と決意を新たに元の朝を迎える。
まずはとりあえず、明けましておめでとうございます。

週刊文春に写真が載ったのが記念です。