フランス・ブルゴーニュ地方へ列車の旅

2014.6実況中継   1.計画  2.ノートルダム大聖堂(リヨン1日目)  3.シュヴァルの理想宮(リヨン2日目)  4.リヨンからボーヌへ  5.ボーヌ町歩き(2日目午前)  6.ワインツアー(2日目午後)  7.ボーヌからディジョンへ  8.ふくろうの順路(ディジョン初日夕方)  9.ディジョン美術館(2日目午前)  10.美しい村(2日目午後)  11.ディジョンからパリへ  12.ヴェルサイユ宮殿(パリ2日目)  13.ヴェルサイユ離宮(パリ2日目後半)  14.パリ街歩き(最終日午前)  15.国立近代美術館(最終日午後)


午後は現地発バスツアー(英語)、ハンバーガーで簡単に昼食を済ませて、早めに集合場所に行きました。予約確認書を取り出して眺めていたら、何か変? 「今日は13日よね、だけど日曜日じゃないわよね、ギャー! これって来月の日付じゃない!!」 私としたことが大失敗です。このツアーに参加することが今回の旅のメインだったのに、ツアー催行会社に電話しようにも、公衆電話は取り外されています。あっても掛け方がわからないけどね。どうしよう、どうしよう・・・ 

そしたらその場所は各旅行会社のバスの出発点で、何台か待機している大きなバスから運転手さんが携帯片手に降りてきました。彼をつかまえなくちゃ! ムッシュー! 「お願い、こういうわけでね、ここに電話をしたいのだけど、あそこの公衆電話は壊れてるでしょ、電話をしてもらえないかしら?」 と書類を見せたら、快く電話を掛けてくれました。「日本人の女の子(と言ったかな?)が、困っているらしいよ」

電話を代わって説明しました。「それでぇ、今日のバスがあったら乗せてもらえないかしら?」 電話の向こうの担当者は言いました。「You are very lucky! The driver is the same man !!」 わ~い、良かった。この間、友達にはハラハラドキドキさせてしまいました。でも別のドライバーだったらダメだってことなの? よく分からないけど、ま、いいや。

ディジョンの想い出に残る家々

そういうわけで、ツアーに参加することができました。7-8人乗りの小さな車です。同じバスに乗っていたのは、オーストラリアから来たご夫婦だけ、旅行会社もお客が増えて良かったじゃない? 運転兼ガイドの男性はアメリカ生まれの二重国籍なので、フランス訛りでない正当な英語を話します。彼はまず自己紹介をしてオーストラリアのご夫婦にいろいろと尋ねました。次は私達の番です。「日本のどこから来たの? そこには何年住んでいるの?」とか聞かれると、学生時代の英語の授業を思い出して冷や汗ものです。もういいから、私に話しかけないで頂戴!

そんなことを話しながら、最初の目的地 フラヴィニー・シュル・オズランFlavigny-sur-Ozerain)にやってきました。この村は「フランスの最も美しい村」に選ばれていて、ジュリエット・ビノシュとジョニー・デップが出演した映画 「ショコラ」 が撮影されたことでも有名です。

村の入口、住民以外の車は入れない 撮影されたショコラのお店

今は空き家になっているお店を覗いていたガイドさんが言いました。「わぁ、チョコレートがいっぱいだ!」(笑) この村ではアニスのボンボンが作られていて、これはパリでも空港でも売られている有名なお菓子です。

ショコラのお店の前にある教会 アニスのボンボン 店の隣に工場がある

次は世界遺産フォントーネ修道院です。修道院は1118年に設立され、「祈り、働け」と修道士たちが禁欲的な自給自足の生活をしていましたが、フランス革命の後100年ほどは製紙工場として使われました。現在は個人所有で、個人が持っているものが世界遺産になるのは珍しいそうです。

入り口 付属教会
回廊に囲まれた中庭 奥は修復された部分 寝室、就寝はわら布団

最後にスミュール・アン・オクソワSemur-en-Auxois)、スミュール・アン・オーソワとかスミュール・アン・ノーソワとも言われますが、ここではガイドさんの発音に従います。テレビで「世界の旅行会社が選ぶ最も美しい街ベスト10」で紹介されました。町へ入ったらすぐにカフェへ行って休憩、パイ(アイスクリームかけOKと飲み物(ビールOK)はツアーの料金に含まれています。残念だったのは町をさっと歩いて教会を見て終わりだったこと、日本のガイドブックなどに必ず出ている眼鏡橋を入れた写真を撮れなかったこと。その写真でも持っていれば、「ここへ連れてってちょうだい」と言えたのにと思うと、少し悔しいです。いつかリベンジかなぁ、ツアーではなくてパリから電車で往復できるか研究してみましょう。

ノートルダム教会 

ディジョンへ戻ってきて、夕食は市場のまわりにたくさんあるレストランの中から、英語のメニューがある店を選びました。そうそう、ディジョンはマスタードも有名だけど、エスカルゴの本場なんです。エスカルゴを食べたあとに残ったソースをパンでぬぐって白ワイン2杯ずつ、パンはお代わりを持ってきてくれました。美味しかったです♪

エスカルゴと白ワイン 魚料理とエビのサラダ、半分こ 夜9時前でも日が照っている!

フランス・ブルゴーニュ地方
2014.6】 1.計画  2.ノートルダム大聖堂  3.シュヴァルの理想宮  4.リヨンからボーヌへ  5.ボーヌ町歩き  6.ワインツアー  7.ボーヌからディジョンへ  8.ふくろうの順路  9.ディジョン美術館  10.美しい村  11.ディジョンからパリへ  12.ヴェルサイユ宮殿  13.ヴェルサイユ離宮  14.パリ街歩き  15.国立近代美術館