50.自己責任
続きです。探し物ならミュンヘンの空港宛にメールを書けと言われたわけですが、ウィーンのきみちゃんが助け舟を出してくれました。すなわち、私の下書きをきみちゃんがドイツ語に翻訳し、それをご主人が抗議文に直し、さらに彼女がドイツ語特有の文字(ウムラウト)を「ae, oe, ue」に換えて送り返してくれたのです。
こうしてミュンヘンのサービスセンターへメールを送ったら、そのメールは速やかにCabin Lostへ転送され、回答が送られてきました。「貴殿のパソコンは届いていません」 と、たったこれだけ!
ないことは分かっているのよ。私自身がそこへ行ったんですから。私がお願いしたのは関係者に聞いて下さいということです。掃除の人も含めて社内に泥棒がいるのに、「ありません」 で済ますのですか? しかも、「お返事は英語で」 と書いたにもかかわらずドイツ語でした !!
自己責任、自己責任、外国の会社は冷たいわねぇ。
自己責任と言えば、機内に持ち込める荷物の大きさは決まっていますが、ご存知ですか? JALで調べたら国際線は縦+横+奥行きの合計が115cm(10kg)以内、国内線も同じですが、100人以下の小さな飛行機では合計100cm以内となります。さて、この重い荷物を上の棚に上げる時に、日系の航空会社では客室乗務員が手伝ったりしていますが、外国の、少なくとも欧米の会社はやりませんよ。重い荷物はご自分で!
ずっと前、外国エアラインのFAさんがブログに書いていたことです。小型のスーツケースを持ったビジネスマンが、ドアが閉まる直前に飛び込んできました。全て閉じられた上の棚を一つ一つ開けながら、スーツケースを入れる場所を探すのにFAは手伝おうともしません。手伝って腰を痛めても、会社は補償してくれないからだそうです。それで、別の航空会社の日本人FAさんに聞きました。「あなたならどうする?」 「勿論、手伝わないわよ〜!」 でした。
夫と国内線に乗ったとき、奴がモタモタしながら上の棚に荷物を入れようとしていると、CAさんが手伝ってくれました。それを見て、私は夫に怒鳴ったさ 「自分でやりなさいよ !!」